データローミングの通信速度がクソ遅い件

どうも、しまねこです!

現在アメリカに来ておりまして、短期滞在の場合は現地SIMよりドコモのパケットパック海外オプションの方が安いという理由で、データローミングを使って通信しております。

空港に到着したらSIM売り場を探す手間もなくすぐ使えて、非常に便利なサービスであることは間違い無いのですが、問題は通信速度が非常に遅いということです。

遅いとは言っても数Mbpsは出ますし、致命的なほどでは無いのですが、ストレスはかなり溜まる状況ですので、なんでこういう問題が発生するのか調べてみました。

データローミングで海外から接続してもIPアドレスはドコモ

真っ先に疑ったのは、アメリカのキャリア(AT&TやVerizon)にデータローミングで接続しているにも関わらず、実は全ての通信はドコモ経由で行われてるんじゃね?ってポイント。

なんとなくの勘だったのですが、データローミング中のIPアドレスを調べてみると、完全にドコモのIPかつspmode.ne.jpが逆引きに設定されていました。

国際ローミングの仕組みは詳しく知らないですが、どうやらインターネットへの出口は現地キャリアから直ではなく、ドコモ経由となっているっぽいです。

念の為Tracerouteで調べてみる

おそらく全ての通信が日本経由になってるっぽいという仮説は立てましたが、念の為Tracerouteで通信経路を確認してみます。

$ traceroute xxxxxx.jp
traceroute to xxxxxx.jp (xxx.xxx.xxx.xxx), 64 hops max, 52 byte packets
1 172.20.10.1 (172.20.10.1) 0.783 ms 0.588 ms 0.489 ms
2 110.163.196.209 (110.163.196.209) 394.642 ms 396.635 ms 401.027 ms

3以降は永遠とタイムアウトになったので省略しますが、2の時点でIPアドレスの名義はドコモになっており、またいくらLTEとはいえ400ms近い遅延が発生しているのは、日本に繋がっているからと考えざるを得ません。

理屈的に考えると、常時日本にVPNを張っているような感じになっているのかなと感じました。

速度が遅い原因

世の中の多くのサーバーは米国や日本以外の国に設置されており、ローミングによって全ての通信が日本を経由するということは、日本以外に設置されたサーバーにアクセスする際は、今回のケースであれば300〜400ms程度の遅延が発生していることになります。

事実上通信経路が大幅に遠回りする形となるので、それが顕著に速度低下として現れているものと思われます。

実際、日本国内のサイトにローミングでアクセスしたり、LINEで通話する限りではそこまで大きな問題は感じません(もちろん距離相応の遅延や速度低下はありますが)。

しかし、アメリカにいるのにアメリカのサイトにアクセスするとめちゃくちゃ遅くなります。そして、ホテルのWi-Fi等で同じサイトにアクセスすると、あまりの速度の違いにびっくりしそうになります。

まとめ

データローミングは、パケットパック海外オプションなど低価格で利用できる選択肢が増えたことや、非常に手軽に利用できることもあり、海外を訪れる際には是非とも活用したい素晴らしいサービスです。

しかしながら、今回用途によっては通信速度が致命的なほど遅くなる現象が発生することが確認できました。

速度を重視する場合は、従来通り現地の信頼できる通信キャリアのSIMカードを購入することが、最も優れた体験をするために必要なことになると思われます。

今後、現地SIMの購入がeSIMの発展に伴いどんどん簡略化されていくことが想像されます。